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歩き方に気を遣うイタリア人!

・・・・・Leo
 
Ashi 「姿勢は、その人がきれいに見えるか見えないかの、50%を決めてしまうものなのよ」。
おばあちゃんが小さい頃のぼくにそう言っていました。
そう、すごく美しい顔をしていても、どんなに着飾っていても、背中を丸めて肩を落としギコチナク歩いていたら、その人を見て“素敵だ”と思う人はそういません。

そして姿勢に大きな影響を与えているのが「歩き方」です。
イタリアでは子供がちょっとでも変な歩き方をしていたら、すぐにPODOLOGO(足専門医)や病院に連れて行きます。また、そこまでに至らないまでも、日ごろから歩き方についてうるさく躾られるのが普通です。
うちでは、おとうさんやおかあさんはもちろん、おばあちゃんやおじいちゃんも、僕に対して注意を与えました。「こうやって歩いて、足のここに体重をかけるように意識して歩くんだよ」って。

特におじいちゃんは熱心でした。
ぼくが6才の頃だと思います・・・・おじいちゃんは、「レオ、その歩き方はもうやめよう・・・」と言って、ぼくの靴を手に取って底の擦り減り具合を確かめました。
「ははー、これはつま先に体重がかかり過ぎているようだな・・・・フムフムフム・・・・・」としばらく考えてから、「レオ、歩く時はかかとから足を地面につけて、足の真ん中、つま先といった具合になめらかに足の裏全体を使って歩くんだよ・・・・・さー、そう意識して歩いてごらん」と・・・・。
ぼくはまるで綱渡りでもしているように集中して、そして慎重に歩いてみました・・・・・かかと→真ん中→つま先・・・・・かかと→真ん中→つま先・・・・・かかと→真ん中→つま先・・・・。
「そうそう、うまいじゃないかレオ!」おじいちゃんは、ほめてくれました。ぼくは得意になって歩きまわりました・・・・・かかと→真ん中→つま先・・・・・かかと→真ん中→つま先・・・・・。
「そうレオ。そうやって正しく歩けば姿勢も良くなり、立派に見えるよ」。
その他にも「走る時はつま先からこういうふうに・・・・」とか、高いところから飛び降りるときは「つま先から降りて、膝や身体を使ってショックを和らげる・・・・」とか、日ごろは躾めいたことを一切言わなかったおじいちゃんも、歩き方については事あるごとに注意をしてくれました。そしてうまくできると、すごく褒めてもくれたんです。

私はバレーボールのトップリーグセリエAでプレイをしていたことがあります。
そしてプロのトレーナーから身体に関する多くのことを学ぶに至って、小さい頃にきびしく歩き方を躾てくれた家族に改めて感謝すべきことを知りました。
歩き方が変に見えるということは、どっちかの足のどこかに体重が偏り過ぎてバランスが悪くなっているということです。人間の身体は、どこかバランスの悪いところがあれば、それに関連した他の部分が補おうとします。
例えば足のバランスが悪ければ骨盤が傾き、それを背骨がフォローしようとする。左右のバランスが悪ければ肩の高さが変わるし、前後のバランスが悪ければ猫背になったりする。

日本に来て初めて繁華街を歩いた時、姿勢の悪い人が多いことに気付きました。

それらの姿勢の悪い人の多くが、問題のある歩き方をしていたんです。
歩き方は姿勢を正しくする上で、とっても重要なファクターなんです。
日本の家庭ではあまり歩き方についてうるさく言わないのでしょうか?

歩き方や姿勢の正しさは生活習慣から来るところが多いと思います。
「学校で教えてくれる」とか「大きくなれば自然に治るよ」という人もいるかもしれないけど、それってちょっとノンキ過ぎない・・・・!?
やっぱり親が小さい頃から注意を払って、正しく歩けるように指導したり、もし「変かな」と思った時は専門家に相談してみるといいと思います。
小さい頃ほうが癖があまりついていないから靴の中敷きの調整などで、案外簡単に矯正できるもんなんだ。歯の矯正と同じで、大きくなってからだとすごく大変。

さー、まずはお子さんの靴底を見てみましょうか。
 

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1. レオナルドの部屋」カテゴリの記事

コメント

イタリア人ってそんなに歩き方に気を使うんですね!
初めて知りました。
私は内股で靴の減りがものすごいので、小さい時に矯正しておけば良かった…
今からでもLeoさん直伝のきれいな歩き方実践してみます☆

投稿: れいり | 2009年3月22日 (日) 23時35分

Ciao~Leoさんvirgoお元気ですか??
いつも楽しくブログを拝見させていただいてますnote

歩き方は私にとって大きな課題で大人になった今でも母によく注意されますwobbly
なのでこれを機に明日から、しとやかに歩く練習をしてみたいと思いますcatface

投稿: かこ From.Gandhara | 2009年3月23日 (月) 00時11分

はじめまして〜NHKのゴガクルのブロガーイヴェントに参加してマッテオのブログを知り、
ここに辿り着きました〜(前置き...ながっ!)
やっぱりぃ....。イタリア人から見た日本人の印象って“内股”が多いようですね。
私のシチリアの友達も言ってました。
『なんで日本人は内股で歩くんだ!でも、お前は内股ではないから“イイ”....』
...............................そんだけかいっ!
LeoさんもLucaさんも日本語流暢ですねぇ....。
ブロガーイヴェント行って、マッテオさん(“さん”いれないとね)が
日本語べらべらな事に驚きました〜!でもちょっと関西入ってる?
このblog、ホントにおふたりが書いてるの?スゴっ!
へんな日本語使ってすみません。またおじゃましますね!

投稿: エリ | 2009年3月23日 (月) 13時08分

アジア地域に行ったら半歩ずつ猫背で歩いていると日本人の若者だと現地人はみわけるらしいです(いいカモを見つけるため)。背骨て歩き方から関わっているのですね。

投稿: チャッキー | 2009年3月23日 (月) 21時14分

や〜!皆!
そかそか!私だけが注意されたわけじゃないのね!
:)

投稿: Leo | 2009年3月23日 (月) 22時20分

歩き方なんて親から言われたこともないです。その前に正しい歩き方はなんなのかを多くの人が知らないと思いますね。歩き方はイタリアでは生活に根付いてるんですね。ところで日本人は肩こりの人が多いですがイタリア人も肩ってこるんですか?

投稿: ken | 2010年11月22日 (月) 16時10分

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